NPO法人幼年教育・子育て支援推進機構

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食育シンポジウムレポート

第4回 食育シンポジウムレポート

 平成22年2月27日(土)、東京都港区の芝浦港南区民センターにおいて、「肩の力をぬくと、子どもの姿が見えてくる!~日ごろの食育実践を振り返ってみよう!~」と題して、第4回食育シンポジウムが開催されました。当日は、会場が満員になる盛況ぶりでした。
第4回食育コンテストの表彰式に続き、スライドを使った入賞園の事例発表と審査員の先生方による食育討論会がおこなわれました。新沢としひこ先生の講演では、食育ソングや体を使ったあそびを参加者のみさんと一緒に楽しみました。

会場風景

 


 

入賞園の事例発表

主役は子ども
「自分たちの野菜を作ろう!」自然との関わりを通して、思考力の芽生えを育む

学校法人岩崎学園 くりの木幼稚園(千葉県柏市) 岩崎広敬先生

 「ミミズが出てきた!」「どっちがあたま?」
野菜作りは、「どうして?」「なぜ?」の連続です。野菜作りを通して、子どもたちのコミュニケーションの力も育まれます。


 

散歩で食育

お腹がすいたらごはんがおいしい!何でも食べて丈夫な体

長野市立 宝光社保育園(長野県長野市)
徳武純先生・島田尚子先生(長野市保育家庭支援課)

 お昼ごはんがおいしく食べられない子どもたち。生活リズムを整えおいしく食べるために、毎朝10分間の散歩をスタート。「みのむしの術」「豚の丸焼きの術」など、戸隠忍者のふるさとの森で、子どもたちは全身を使ったあそびを繰り広げます。


 

大都会の畑

都会のビルの3階で、小さな農夫たちが野菜作りに挑戦!

新宿区立 弁天町保育園(東京都新宿区)
平眞由子先生・田中加奈美先生・羽田則子先生

 ありえないことをありえるようにするからおもしろい!ビルの3階の園庭で、かぼちゃはフェンスにはわせて栽培し、ゴーヤはフェンスから屋根に網をはって育てました。お米作りにも挑戦しました。土がなくてもフェンスがある、そんな環境を最大限に利用しました。


 

食育討論会「子どもの育ちを支える食育のポイントは?」

コーディネーター:
 島本一男(八王子市立長房西保育園園長)
アドバイザー:
 吉田隆子(日本大学短期大学部食物栄養学科教授・NPO法人こどもの森理事長)
 岡林一枝((財)こども未来財団・月刊誌『こどもの栄養』編集担当)
 室田洋子(聖徳大学児童学部児童学科教授・臨床心理士)

 


 

※『第4回食育コンテスト活動事例集』には、これらの事例発表園を含む入賞園の応募レポートがそのままの形で掲載されています。

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