NPO法人幼年教育・子育て支援推進機構

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食育シンポジウムレポート

第17回 食育シンポジウムレポート

令和5年2月11日(土)に曳舟文化センター(東京都墨田区)にて、弊機構主催の第17回食育シンポジウムを開催いたしました。
ここ数年はコロナ禍により中止となっておりましたが、今回は定員を減らし、新型コロナウイルス感染症予防対策もしっかりとって、開催することができました。
第17回食育コンテスト「いただきます ごちそうさま」の講評、厚生労働大臣賞・文部科学大臣賞受賞園の事例発表に引き続き、米倉れい子先生によるご講演がありました。

 

食育コンテスト総評

NPO法人 こどもの森理事長・日本大学短期大学部前教授 吉田隆子先生

 新型コロナウイルス感染症は長期にわたり、その中での食育活動はみなさま大変だったことと思います。
今回のコンテスト応募作品で感じたことは、「食育の活動がイベントではなく、日々の保育の中で展開され継続されていること」「レポートが、はじめからまとめまで書き方を捉えて読みやすくなっていること」「保育や食育活動が、子どもたちと話し合いながら緩やかに進められている」というところでした。
これからも保育に根付いた食育活動で、子どもたちの「心と体」を育んでいっていただきたいと思います。

 

 

 

食育コンテスト講評

厚生労働省 子ども家庭局 母子保健課 栄養専門官 久保陽子さま
文部科学省 初等中等教育局 幼児教育課 教科調査官 小久保篤子さま

 

入賞園の事例発表

厚生労働大臣賞

そらいろファーム2022 「食」から始まり繋がる輪
(社会福祉法人 幌北学園 下落合そらいろ保育園)

 

講評

公益財団法人 児童育成協会・月刊誌『こどもの栄養』編集担当・管理栄養士 岡林一枝 先生

保育と調理担当の連携がしっかりできていて、「食育は生活に密着した学び」とするために、保育と食育が合体した計画に基づいて活動が展開されています。子どもたちがいろいろな経験から学び、興味を膨らませていく様子を見ながら、保育者も同じようにわくわくしながら経験し、学び、次への課題を求めて展開していくことを期待しています。

 

 

文部科学大臣賞

夏野菜やさつまいもの栽培を通して、育てる大切さに気づき、感謝の気持ちを持つ。

(学校法人 花園学園 幼保連携型認定こども園 元総社幼稚園)

 

講評

社会福祉法人 相友会 諏訪保育園園長 島本一男 先生

食育の活動として“さつまいもの収穫”の事例はよく上がってきますが、自分たちで苗から育てることのできる恵まれた環境をとてもよく生かしている実践だと思います。だからこそ子どもの目線を大事にしながら「さつまいもの種類を変えてみよう」という発想も生まれてきたのではないでしょうか。さつまいもの栄養についての考察や、スイートポテト作り、重さ、長さなどの測定からも、無理なく体験を学びにつなげていることがよくわかります。

 

 

 


基調講演 保育現場で進めていきたいSDGsを意識した食育のすすめ

講師:米倉れい子先生(Shoku-Story代表・管理栄養士)

 ●はじめに
●SDGsとは…
●SDGsと食育の関係
●「これまで」に保育現場で進められてきた食を通じたSDGsの取組とは…
●「これから」保育現場で進められるSDGsを踏まえた食育活動とは…
●最後に

 

 

 

第17回食育シンポジウム 会場の様子はこちら

 

 

★第17回食育コンテスト入賞園の活動、各園への講評、米倉れい子先生の基調講演資料については
 2023年度版 食育活動実践事例集 に掲載されています。

 

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