NPO法人幼年教育・子育て支援推進機構

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食育シンポジウムレポート

第3回 食育シンポジウムレポート

第3回食育コンテストの表彰式・事例発表もかねた食育シンポジウムが開催され、保育の一環としての食育のすすめ方について、白梅学園短期大学保育科教授の師岡章先生と全国保育士会会長の御園愛子先生のご講演、財団法人こども未来財団の岡林一枝先生がコーディネーターを務める食育討論会が行われました。

食育コンテスト表彰式・食育シンポジウム

テーマは、「保育の中での食育の展開」

 2009年3月7日(土)に、赤坂区民センター(東京都港区)にて、NPO法人キッズエクスプレス21が主催する食育シンポジウムが開催されました。当日はおよそ400人の栄養士・調理員、保育所や幼稚園の先生方などたくさんの方が参加してくださいました。

会場風景

 


 

食育シンポジウム 基調講演

基調講演①

 「食育では何をやったかよりも、子どもがどう育ったかを大切にして」

白梅学園短期大学保育科教授 師岡章先生

次に挙げる4つの視点を大切にしながら、ふだん取り組んでいる食育の中身を見直してみようと話されました。

1.保育の一環として食育をとらえる

2.生活を通して「食を営む力」の基礎を培う

3.「つくる」ことと「食べる」ことのつながりを実感させる

4.子どもの育つ姿が見える取り組みを大切にする

 


 

基調講演②

「今一度確認しておきたい、食育のポイントと保育の計画への食育の展開」

全国保育士会会長・みつわ台保育園園長

「保育所保育指針」改定に関する検討会メンバー

御園愛子先生

 食べることを中心に子どもの生活リズムを整えることや子どもの発達を踏まえた食育の大切さについて講演されました。

 


 

食育コンテスト入賞園の事例発表

 以下の3園の先生方からスライドを使って、食育活動についての発表がありました。どの発表も子どもたちの笑顔あふれる写真から、子どもたちが生き生きと活動にかかわっている様子が伝わってきました。

 新栄保育園と富久町保育園はどちらも都会のど真ん中にある園です(東京都新宿区)。お散歩をかねて子どもたちと近所のお店に果物をお買い物にいくなど、都会でもできる食育のヒントが詰った発表でした。

<最優秀賞>

「つながる食育~給食室・保育室・家庭との連携~」

山口市立小郡乳児保育園(山口県山口市)

「『食べたの何色~?』『りんご色~!!』~遊びの中から自然に見つけた、1歳児のクックック~」

社会福祉法人新栄会 新栄保育園(東京都新宿区)

<優秀賞>

「すてきな食卓~食卓に新しい視点を!!~」

社会福祉法人新栄会 新宿区立富久町保育園(東京都新宿区)

 


 

食育討論会「保育で食育」

 岡林先生がコーディネーターを務め、アドバイザーの師岡章先生、御園愛子先生、室田洋子先生(聖徳大学児童学部児童学科教授)、吉田隆子先生(日本大学短期大学部教授)の4人の先生方とともに、あらかじめ参加者から募った質問をもとに、食育討論会が行われました。

 


 

展示風景

 また、ロビーでは、入賞園が作ってくださった活動紹介パネルや参考資料などの展示を行いました。こちらもたくさんの方にご覧いただきました。

 


 

※『第3回食育コンテスト活動事例集』には、これらの事例発表園を含む入賞園の応募レポートがそのままの形で掲載されています。

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