Kid'sExpress21企業訪問レポートvol 1.

東京海上火災保険株式会社

規制緩和時代と東京海上火災保険が目指す方向

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金融及び保険の自由化時代の到来に対応するため、東京海上火災保険株式会社は、2002年4月から「ブレ−クスル−2003計画」と名づけた中期計画を実施しています。
また、2002年4月付けで、同社及び日動火災海上保険株式会社を完全子会社とした株式会社ミレアホールディングスを発足させました。そして東京海上、日動火災は、2004年10月に合併し、「東京海上日動火災保険株式会社」としてスタ−トします。
その目指す方向は、ミレアグループ全体のシナジ−効果の発揮、事業規模の拡大、および最高品質の商品・サービスの提供等を通じて、積極的に「新たな企業価値の創造」を目指して世界のリ−ダ−たらんとしています。

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下記の図は、以上の新たな方向性をわかりやすく図式化したものです。

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社員の役割と働く環境整備

●従業員の構成
従業員総数は11,761名です。(平成15年3月31日現在)
男性社員対女性社員の割合は、約50:50
平均年齢は、 男:43.7歳、 女:33.9歳、 男女合わせて:39.9歳
       男は0.6歳、  女は0.5歳昨年よりアップしています。
平均勤続年数は、男:11.4年、女:10.5年、男女合わせて:11.0年です。
一般職対総合職の比率は、約50:50であります。

●母性保護制度・育児制度
背景
上記のような構成比率は(平均年齢、平均勤続年数とも男女接近)、損害保険業という仕事の性格上、今までは必然的にそうなったといえます。
すなわち、保険の申し込みから証券の発行までの膨大な量の事務手続は、紙文化が支配していた業務形態だからと説明したら分かり易いのでしょうか。
その意味において一般職の活躍の場所は確保され、お客様対応や事務の中心的存在としての専門性が認められてきました。

制度の特徴
人事企画部副参事の後藤昭人氏は、「現在実施中の母性保護・育児制度については、他の企業に比べて、取り立てて優れても劣ってもいないと考えています。既に施行された各種の法令に照らして、そして又保険業界に占めている位置に鑑みて、既に施行された各種の法令に、忠実に従っているまでです。」と説明しておられます。
然しながら同制度をより詳しく検証してみると、休暇・就業時間に関する制度については、後藤副参事の言われるとおりでありますが、経済支援に関する制度及び退職再雇用といった気配りを制度化していることは、見落とせない大きな特徴だと考えられます。

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変革の時代を迎えて
−2004年7月の人事制度改革案 −

イ.コース別人事制度を廃止し、成果・実力主義の一層の進展

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金融のビッグバンという世界的競争時代において、ミレアグル−プは経営効率の向上を、リストラその他のコストカットのみで対応するのではなく、社員の能力を最大限に引き出し、生産性を向上させることによって対応する方針を打ち出しました。
又、IT化の急速な進展によって、ペ−パ−レス化が進んだことや、事務のアウトソ−シングが進んできたことが、従来の体制に大きな影響を与えています。コ−ス枠にとらわれず平等な立場から積極的にそれぞれの才能を発揮することが可能な環境になったのです。
これによって報酬制度も従来型から上記のように変更になる予定です。
すなわち、従来以上に社員のチャレンジを促し、その働きに公正に応えていくことができる制度の設定です。

ロ.多様性の確保(人材)

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企業価値の最大化がミレアグル−プの経営目標となった現在、多用な人材が、衆知を集めて、才能を発揮せねば、これを達成することが出来ません。
女性も、女性であることだけで特徴を出すのではなく、男性社員と同じ土俵で才能を発揮して、貢献してもらわねばなりません。

ハ.新しい母性保護制度・育児制度

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子育てと仕事を両立して、一人のビジネスパ−ソンとして成果を上げようとする時、やはり妊娠、出産、子育てと、母親として背負わねばならない多くのハンディキャップがあります。
後藤副参事によると、このハンディキャップを取り除く施策の整備こそ、新たな経営方針と新人事制度にふさわしい母性保護制度・育児制度であると会社は考えていて,担当部門では鋭意調査研究中だそうであります。すなわち、法律の遵守というレベルを上回る制度を制定して、より積極的に女性社員の企業価値形成への貢献を期待していこうとしているのです。

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取材者の期待
小学校入学までの育児短時間勤務とかIT技術を利用した在宅勤務制といった、斬新で柔軟な制度の導入や、女性社員のキャリア設計のためのコンサルティング、更には管理職のマネジメント研修といったきめ細かな諸施策等が、新施策として想定できます。しかし、そんな常識の範囲を越えて、同社にはもっと素晴らしい制度の制定を期待します。

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